・亀田俊和氏の勤務先への抗議などは、絶対にやめて下さい。宜しくお願い致します。
・初めて当エントリーを読まれる方は、亀田俊和 - Wikipediaの他、以下の「呉座勇一事件(呉座騒動)」に関する記事などの、ご一読をお勧め致します。
・当ブログへのご意見、ご感想及び情報提供などにつきましては、下記のメールアドレスまでご連絡下さい。場合によっては、謝礼等も前向きに検討致しますので、宜しくお願い申し上げます。
higakitakashikensyoiinkai@gmail.com
つまり自分には、人間の営みというものが未だに何もわかっていない、という事になりそうです。自分の幸福の観念と、世のすべての人たちの幸福の観念とが、まるで食いちがっているような不安、自分はその不安のために夜々、転輾し、呻吟し、発狂しかけた事さえあります。自分は、いったい幸福なのでしょうか。自分は小さい時から、実にしばしば、仕合せ者だと人に言われて来ましたが、自分ではいつも地獄の思いで、かえって、自分を仕合せ者だと言ったひとたちのほうが、比較にも何もならぬくらいずっとずっと安楽なように自分には見えるのです。
・呉座騒動の発端というか、図らずも号砲となってしまったのが、亀田センセイによる網野善彦への雄々しき勝鬨……もとい、「必要があって、網野さんの本を読んでいます。改めて、ほんとレフティな方ですねw」「日本嫌いなのに、何で日本史研究したんだろ?w」などのご発言による舌禍事件(?)だったことは、記憶に新しいところだと思われます。
亀田センセイご自身は、ご高著『南朝の真実 忠臣という幻想』(歴史文化ライブラリー378 吉川弘文館)などで網野善彦氏のことも肯定的に評価していたのも、事実ではありますが。とはいえ、その後、センセイは如何なる理由で網野を酷評(?)するようになってしまったのか。
実は、そのヒントらしきものが、池内恵氏の「マルクス主義史観」雑語りを検証したエントリーでもご紹介した、下記の網野善彦の自伝『歴史としての戦後史学 ある歴史家の証言』(洋泉社新書)のインタビューなどにも存在すると、考えられます。
管見の限りでは……2020年2月6日、亀田センセイが呉座勇一氏の反対も振り切って、自称「自由主義史観」派による『つくる会』こと『新しい歴史教科書をつくる会』に講師としてご参加し、晴れてご講演なされたこと。
何よりも、「フェミニストどもを土下座させて謝らせた!」などと公言していた自称「ネット保守」「新保守主義者」「ネット右翼の代表格」のネット論客・HN【はむはむ】として縦横無尽に大活躍しておられた事実等も踏まえると……実に興味深いものがあります。
網野 本来はいろいろな立場の人の集まった学会ですが、当時の「歴史学研究会」や「民主主義科学者協会」はみなマルクス主義が主流でした。
あの頃の左翼運動はだんだん極左的になっていって、その極端な例は「山村工作隊」ですよ。山村を遅れた辺境だと捉えて、そこに武装闘争の根拠地をつくろうという毛沢東路線です。学生達は本気でリュックサックを担いで山村に入ったんです。実際、そこで命を落とした方もいます。僕は歴研の運動などを通じて、その督戦隊みたいな役割をしていたことになります。だから僕は❝戦犯❞なんですよ。
しかし、そういう動きは、アメリカ帝国主義に対して、「日本民族の独立」をかちとらなければならないという気持ちに支えられていました。いま「自由主義史観」の人たちが「日本人の誇り」だなんて言ってますが、あの頃は街を歩けばアメリカの兵士ーG1がパンパンと言われた娼婦たちと歩いている状態でしたからね。だから学会でも真剣に「民族の問題」が議論されたんです。「民族は近代になって初めて生まれる」という、それまでのマルクス主義の定式に対して、「民族はもっと古く歴史的なものを背景にしている」という考え方があり、共産党の路線とも絡んで猛烈な論争が起こったんです。
その過程で、マルクス主義の立場をとる歴史学者と民俗学者や文化人類学者が共同研究をするとか、美術史家とか実際に芸能にたずさわっている人たちと一緒に研究するということがあったんですね。狂言師の野村万作さん兄弟や能の観世栄夫さんは、その頃の「伝統芸術の会」の有力な会員でした。
網野善彦『歴史としての戦後史学 ある歴史家の証言』(洋泉社新書)p330~331
余談ながら、網野善彦の上記の証言からは、当時の日本共産党界隈には所謂「左翼ナショナリズム」的な潮流もあったことが伺えます。
個人的には、現代で言えば……理非善悪は別として、トルコ共和国の建国以来、一貫してトルコ政府による同化政策などで抑圧されがちなトルコ系クルド人の権利擁護などを目的に、内外で非合法の武装闘争を続けているクルド人の極左ゲリラ組織「クルド労働者党(PKK)」が、当初はマルクス・レーニン主義と渾然一体となったクルド民族主義をイデオロギーにしていた史実なども彷彿とさせてくれます。
もとより、自分は日本共産党やPKKの支持者などではありませんが。
※以下のツイートなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します。
かつて網野善彦は、建武政権を非農業民のパワーを吸収した「異形の王権」と見なす独自の学説を展開して一世を風靡したが、それも新たな建武政権像構築の試みであった。
亀田俊和『南朝の真実 忠臣という幻想』(歴史文化ライブラリー378 吉川弘文館)p208
そう言えば、「社会史」を代表する戦後史学のスター学者でもあった網野善彦の初期の傑作とも言うべき『無縁・公界・楽』(平凡社ライブラリー)は……亀田センセイが私淑しているらしい「皇国史観」の大家・平泉澄の初期の学術研究でもある「アジール論」なども下敷きにしていた可能性等は、多くの研究家も指摘しています。
網野には、近年、亀田センセイご自身も再評価している模様の後醍醐天皇をテーマにした、一風変わった研究書『異形の王権』(同)もあることは、センセイご自身も上述で触れておられます。
自分が『異形の王権』などを読む限り、網野自身は後醍醐天皇に対して、必ずしも否定的な評価を下してはいなかったようですが……この後醍醐天皇こそ、実は平泉の「皇国史観」等も最重視していた「中興の帝」であったという史実もあります*7。
翻って、上記の亀田センセイのご発言なども改めて鑑みると……呉座騒動時、センセイが読んでいた網野善彦の著作とは『歴史としての戦後史学』『異形の王権』などではなかったかと推定されます。
私見ですが、恐らく、亀田センセイは……平泉澄に私淑している模様の日本中世史研究者として、網野善彦本人に対しても何か思うところがあったかと存じます。
これもこの際だから明かしますが、つくる会で講演したとき、呉座さんには反対されました。こういう攻撃が来ることが予想されたからです。しかし私は、日本史学を広めるためには党派性などこだわっていられないと、それなりに使命感を持っていますので、その反対は断りました。*8
『つくる会』での講演の経緯についても、熱く語っておられた亀田センセイからすれば、所詮は網野善彦など……ゲフンゲフン、失礼致しました。
・昨日(2023年5月7日)、統一協会による合同結婚式が予定通り開催されたようです。教団側は、信者個人の「自由意志」とやらを強調している模様ですが……もとより、教団によって、洗脳された(可能性がある)信者たちに本当の意味での「自由意志」などあるのかは、大いに疑問符が付くところでありますが。
尚、統一協会を訴えた本邦の民事訴訟では、婚姻の自由の侵害とする判決が最高裁で確定しております。
※以下のツイートなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します。
今日は統一教会の合同結婚式です。
— 家庭崩壊連合 (@tamagoy89956710) 2023年5月6日
トラブルになるから韓国側の家に行ってはいけないらしい。
献金事情を相手に話してはいけないらしい。
その上、ホウレンソウは徹底しろとか。
宗教法人がトラブルが予見される事を認識した上で式開いてるのは呆れますね。https://t.co/DTeqdXlQ19 pic.twitter.com/gP96McYY8s
今日は旧統一教会の合同結婚式です。個人の自由とはいえ、洗脳から始まった選択に真の自由があるとは思えません。巨額なお金が動く合同結婚式で一番幸福なのは旧統一教会の本部の幹部たち。また、カジノで遊べますね。旧統一教会に神など存在しない。ビジネスです。 pic.twitter.com/xjbfV9vfpW
— きみ🐑仮想きみ🌍🛸 (@kimixasleep) 2023年5月7日
笹川良一は、統一教会の政治団体「国際勝共連合」の会長でした。笹川良一は自ら「私は文鮮明の犬です」と公言しています。その笹川良一の専属運転手が、松井良夫。松井一郎の父親です。松井一郎は、退学後、笹川良一に高校を斡旋してもらいました。
— 大阪が好きやねん#カジノ反対@維新にこれ以上大阪を壊されてたまるか! (@oosakahaoosaka) 2023年5月7日
松井の実家は、住之江競艇場の電飾をしています。 pic.twitter.com/ujbf5qyWJD
山上のツイート@333_hillが、呉座さんの件に何回も触れていて、不謹慎ながら笑ってしまったw
— さおだけ (@LXkUwNddLyXWQ89) 2022年7月18日
山上のツイートって、歴史的なテロ事件の参考資料として、永久に残っていくだろう。すると、呉座さんの件も後世まで残るのか。あの人は、つくづくやらかしたんだなあ。 pic.twitter.com/m5BrCj1wTa
例の人がよく使う言葉に、「呉座氏」があるのか… pic.twitter.com/Kd4g6VL6pb
— ゆうりん (@yurin20220507) 2022年7月19日
山上徹也容疑者の全ツイートを計量分析して見えた、その孤独な政治的世界(伊藤 昌亮) @gendai_biz
ジェンダーのところに呉座さんの名前が・・・
2022/08/12 11:56
山上徹也容疑者の全ツイートを計量分析して見えた、その孤独な政治的世界(伊藤 昌亮) @gendai_biz
頻出固有名詞が安倍、石破、バイデン、天皇、呉座、ホリエモン。なにかに囚われてる感はあるわな。
2022/08/12 12:53
頻出固有名詞が安倍、石破、バイデン、天皇、呉座、ホリエモン。なにかに囚われてる感はあるわな。 / “山上徹也容疑者の全ツイートを計量分析して見えた、その孤独な政治的世界(伊藤 昌亮) @gendai_biz” https://t.co/XlCeYTeJ8x
— くいっぱ (@kuippa) 2022年8月12日
●えりぞ氏ご本人からの熱い𠮟咤激励(?)に対し、借金玉・平林緑萌両氏は……!?
(前回のエントリーからの続き)係争中にも拘わらず、借金玉・平林緑萌両氏にも、エール(?)を送っておられるようなえりぞ氏。
ある意味、「大人の対応」のえりぞ氏に対して、借金玉・平林緑萌両氏は今後、どうされるのでしょうか……無論、山田崇仁氏も!?
※以下のツイートなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します。
ファイトだ!借金玉!いまは休み、そして復活してくれ!俺たち異常なファンはパワー・アップして戻ってくる君を心待ちにしている!小説を書き、詩を詠むんだ!
— えりぞ (@erizomu) 2023年5月3日
借金玉さんに限らず「発達障害ライフハック本・記事」だけでずっとやっていくのは無理だってのは本人もわかっていたと思うので、どっかでいわゆるエッセイストに転身するか…ということで経験もある料理に舵を切ってみたのはわかる。その方向もアリだと思う。新作を座して待ちたい。
— えりぞ (@erizomu) 2023年5月3日
つよくなれ借金玉!いまは耐えろ!文章で生きていくと誓ったのなら、文章で強くなれるはずだ。「たくさん読み、たくさん書く。それ以外の方法はない」とスティーブン・キングも言っている。読んで読んで書いて書きまくれ!退路はない。読んで読んで書いて書く。それが君の人生だ。
— えりぞ (@erizomu) 2023年5月3日
やるしかねえだろ男なら!ゆっくり寝て、回復したら読んで書く!やれ!借金玉!俺は待っている!出す出版社がねえなら志学社の平林緑萌さんと山田崇仁さんもいるし(アイツらのこと、俺は大嫌いだけど)俺が同人誌として金出して文学フリマとかで一緒に売ったって良い。もっかい頑張ろうや。
— えりぞ (@erizomu) 2023年5月3日
100%の善意だと思うけど鬱に頑張れ味がすりゅ、、、
— 虎威張るフロッグ (@tigerpridefrog) 2023年5月3日
借金玉さんは顎の骨が出るとかの病気で歯科クリニックから難病の疑いと言われているんでうつではないですし、精神病扱いは良くないですよ。
— えりぞ (@erizomu) 2023年5月3日
そうですね。ごめんなさい
— 虎威張るフロッグ (@tigerpridefrog) 2023年5月3日
そこでラテン語で書くわけですよ(謎) https://t.co/rd6goeDQ8u
— 男子 (@dannna_o) 2023年5月3日
カルト教団の本は信者にのみ売れるということを考えれば https://t.co/WBKC8a5hGq
— マレー糸蜥蜴 (@suppaimosuku) 2023年5月3日
このへん考えると借金玉さんが着地しやすいところは「発達障害者という立場から定型発達者というマジョリティを斬る左翼言論人」あたりなのだと思う。これなら無限に(実質)同じことを書いていても金が取れるのでは https://t.co/ihIYSq2WpU
— 紙魚 (@silver_fishes) 2023年5月4日
ひとりじゃねえよ。俺のとこにも「俺は借金玉の味方だ」って奴からDMとか来てる。ファンも友達もまだいる。奥さんも弟さんも親御さんもいるだろ。信頼できる人を頼って飯を食いに行って、それから再起しろ。
— えりぞ (@erizomu) 2023年5月6日
あとなんか俺にして欲しいこと、して欲しくないことがあれば、裁判または俺の代理人の先生に言え。できる限り配慮する。
— えりぞ (@erizomu) 2023年5月6日
俺はアスペルガーで境界知能、衝動性が高くてハッキリ言われねえとわからねえし、言葉をそのまま受け取ってしまうし、出来ねえことは出来ねえが、元気出してくれ。頼むわ!
— えりぞ (@erizomu) 2023年5月6日
俺も、絹の背広誂えて尋問に臨むかな。俺は背が低いから映えないだろうが、少しでもパリッとしたところを見せてやりたいし見たいよ。
— えりぞ (@erizomu) 2023年5月6日
アンタ得意気に話してたじゃないか。気に入らない嫌味な親戚のオッサンに「お前は社会で通用しない」って言われて奮起して、早稲田大学(夜学)受かって出て日銀就職して、シルクのスーツ誂えて里帰りしたらオッサン目を白黒させてたんだろ? もう一回やろうや。アンタ俺ら発達障害の星、夜学の星だよ
— えりぞ (@erizomu) 2023年5月6日
ここからだろ!やり直せ!!
— えりぞ (@erizomu) 2023年5月6日
はあちゅうさんみたいに、批判者の氏名とか顔写真晒したり、借金玉さんみたいに、批判者の子供の通学路を興信所に調べさせて本気で◯そうと思ってたとか言う人がいるSNSで、匿名で活動することをよく批判できるなと思った。
— まりめっこ (@mrmk0120) 2023年5月1日
……恐縮ながら、今回の更新にて平林緑萌・借金玉両氏とえりぞ氏との裁判闘争などを取り上げるのは、一旦、終了する予定です。
とはいえ、今後も大きな動きなど続報があれば、当ブログでも断片的であれ、随時お知らせするつもりではあります。
悪しからず、ご了承下さい。宜しくお願い申し上げます。
*1:このツイートは、後に亀田センセイによって削除されました。
*2:このツイートも、後に亀田センセイによって削除されました。
*3:このツイートもまた、後に亀田センセイによって削除されました。
*4:このツイートなども、後に亀田センセイによって削除されました。
*5:このツイートも例によって亀田センセイによって、後に削除されました。尚、https://twitter.com/kamedatoshitaka/status/1373666460078280711「私に健全な保守思想を骨の髄まで授けてくれた父に、今こそ感謝したい!」というツイートも同様に亀田センセイが削除済みです。
*6:→ https://twitter.com/kamedatoshitaka/status/1375959876371812353
*8:この文面のツイートは、後に亀田センセイによって削除された模様です。