亀田俊和検証委員会

HN【御座候/はむはむ2世】が江湖に問う「哲学から下ネタまで、何でもありの型にはまらないブログ」……ではなく、歴史学者・亀田俊和、呉座勇一氏らの『歴史の真実』の他、呉座・日本史界隈、本邦のアカデミズムの闇などを検証しているブログです。

ご注文は、メッコールですか……?ー検証・亀田俊和『南朝の真実』(吉川弘文館)

亀田俊和氏の勤務先への抗議などは、絶対にやめて下さい。宜しくお願い致します。

・初めて当エントリーを読まれる方は、亀田俊和 - Wikipediaの他、以下の「呉座勇一事件(呉座騒動)」に関する記事などの、ご一読をお勧め致します。

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女性蔑視投稿で炎上の呉座勇一氏 知人は「彼は食事中もスマホを手放さないSNS中毒」 | デイリー新潮

「匿名で悪口スクショが続々と…」呉座勇一氏“中傷投稿”問題、渦中の北村紗衣氏が語る顛末 | 文春オンライン

自分を責める気持ちが湧いてきて…呉座勇一氏“中傷投稿”問題、北村紗衣氏が語る「二次加害の重み」 | 文春オンライン

知識人「言論男社会」の深すぎる闇…「呉座勇一事件」の背景にあったもの(後藤 和智) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)

令和三年・呉座の乱:ロマン優光連載183 (2021年3月26日) - エキサイトニュース

ベストセラー『応仁の乱』呉座勇一さんを名古屋大教授らが提訴 「オープンレターを削除する義務ない」 - 弁護士ドットコム

武蔵大准教授の北村紗衣氏、甲南大非常勤講師を提訴 「ツイッターで名誉毀損された」 - 弁護士ドットコム

・当ブログへのご意見・ご感想などは下記のメールアドレスまでご連絡下さい。

higakitakashikensyoiinkai@gmail.com

・亀田センセイが、台湾にて、本年6月30日頃に『南北朝期室町幕府をめぐる諸問題』(國立臺灣大學出版中心)という単著を刊行していたことが判明しております。開店休業状態が続くご自身のツイッターなどでの告知は、一切確認できませんでしたが。

※以下のリンク先などは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します

www.books.com.tw

 題名といい、上記のネット書店で本文を試し読みしてチェックした限りでは、日本語での新刊のようです。版元の「國立臺灣大學出版中心」が、亀田センセイの勤務先である国立台湾大学大学出版局であることや、表紙に「日本学研究叢書36」と銘打っていることなどから類推して、本書が学術書であることはほぼ間違い無いでしょう。

 一説では*1台湾大学における学術研究は基本的に中国語又は英語の論文が主流ですが、亀田センセイの所属先である日本語文学系の場合、日本語による論文でも宜しいとのこと。さらに、日本語文学系では、個々の教員の専門分野*2の学術研究でもOKだそうです。

 恐縮ながら、亀田センセイが長年のライフワーク(?)とはいえ、「またもや」日本中世史、それも足利尊氏や初期室町幕府の諸制度など手垢の付いたテーマの研究で学術論文を執筆。この度、異国の地・台湾にて出版されたらしいのが、上記の本書だと推定されます。

※以下のツイートなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します

 さらに言えば、台湾大学日本語文学系におけるテニュア取得の条件の一つが、学術論文(日本語OK!)を書き上げて、発表(上梓)することだという情報もあります。自分の勝手な憶測ですが……ある意味、亀田センセイは悲願だったアカデミックポストの常勤職のテニュア持ちに向けて、一歩前進した、とも言える可能性もあります。だとすれば、大いに歓迎すべきまたとない朗報、なのですが……真相や如何に?

前回のエントリーでも取り上げました、安倍晋三元首相暗殺事件。発生から約20日以上が経った現在も尚、安倍家と統一協会とのただならぬ関係、政教分離の問題、国葬の是非など……そのメガトン級の衝撃が本邦にもたらした波紋は、終息の気配が見えていないようです。当然と言えば、当然なのでしょうが。

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※以下のツイートなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します


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 ……白昼堂々、衆人環視の中、安倍元首相を卑劣にも背後から襲って射殺した山上徹也容疑者。許し難い蛮行ですが、実はアンチフェミニスト(?)の立場から北村紗衣氏にも激しい敵意と反感を露わにしており、呉座勇一氏のために本気で怒っていたらしいのも事実のようです。

 日本史……否、人類史にも永遠に記憶される可能性がある歴史的大事件を引き起こした暗殺犯からも一途に慕われ、純粋無垢な共感を寄せられていたと推定される呉座氏こそ、つくづく宇宙一の果報者であったと改めまして存じ上げます。そして、呉座氏と刎頸の交わりを結んでいたらしい亀田センセイも、やはり世界一の果報者だと存じます!まさにお二方は、本邦の日本史界隈に、あまねく聖なる光をもたらす二大スーパーノヴァ!電波系……もとい、銀河系歴史学者の双璧が織り成す、ユニバァァァスな大宇宙の奇跡!!まさしくビッグバン!!!

 これなども、ひとえに呉座氏と亀田センセイの常日頃の行いが良過ぎる証拠なのでしょうね。ナイスです。ワンダフルです。ビューティフルです!ハイホー!!

 嗚呼、それにしても、未熟者の自分は、この胸の高まりと感涙が頬を伝るのを抑えることができません!恐縮ですが、この場をお借りして、呉座勇一氏と亀田センセイを祝福すべく、万歳三唱させて頂きます。

「Урааааа!!!(ウラーッ!!!)」*3


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アグネスタキオン(fake)「……ふむ、なかなか興味深いねえ。スーパーノヴァにビッグバン、大宇宙の『奇跡』、か。『奇跡』など、てっきり有り得ない超常現象だと思っていたが……。どれ、差し支えなければ、この私にもご教示願いたいものだが?ブログ主君」

 あ、貴女は、ウマ娘アグネスタキオンさん!?い、いらっしゃったのですか。いつの間に……?

(※例によって例の如く、嘘です。冗談です。フェイクです。繰り返しますが、絶対に、本気にしないで下さい。アグネスタキオン、ひいては『ウマ娘プリティーダービー』シリーズのファンの皆様方。関係各位様。毎度毎度、衷心よりお詫び申し上げます)

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アグネスタキオン(fake)「人聞きが悪いものだな。私はさっきからここにいたぞ。さて、話を元に戻すが、単刀直入に言おう。君が口にしていた大宇宙の『奇跡』とは、如何なるエビデンスに基づいているのかな。出来れば私も確かめたいのだが……」

 あ、いや、『奇跡』というのは……ですね、タキオンさん。

アグネスタキオン(fake)「おや?有り得ないことは、有り得ない、とでも言うのかい。君自身でも説明が付かないと言うのならば、君が話題にしていた呉座勇一氏と亀田俊和氏を早急に呼んでくれないかな。君の知り合いなんだろ?」

 ええ!?じ、自分にとってお二方は、文字通り雲の上の人なので。

アグネスタキオン(fake)「呉座・亀田の両氏には、私の被検……ではなく、実験に協力して欲しいのだよ。何、大したことじゃないさ。私が開発した新薬を飲むだけだ。それだけで宇宙の創生、ビッグバンに匹敵する『奇跡』を起こす、いや、起こしてみせよう!副作用は……精々、私のトレーナー君のように身体が黄緑色に発光する程度だ。命に別状は無いだろうから、安心したまえ」

 あ、あのータキオンさん?自分の話を聞いて頂きたいのですが……?というか、話を勝手に進めるのは。

アグネスタキオン(fake)「ククク……そうか、そうか。君が代わりに飲んでくれるというのか。いやあ、これは素晴らしい!見上げた探究心、自己犠牲の精神だよ。さあ、実験開始といこうか!!」

 ええええ!?う、うわああああ!!!

アグネスタキオンさん、ゲスト出演、そして台本には無いアドリブ。ありがとうございました!)

 

亀田俊和氏の単著『南朝の真実』(吉川弘文館)とは?

 2013年に上梓された『室町幕府管領施行システムの研究』(思文閣出版)を皮切りに、2017年までコンスタントに日本中世史の研究書などを著わしていた我らが亀田センセイ。

 その亀田センセイが、上記の処女作(単著)に続いて、第二弾として出版されたのが……今回、取り上げる『南朝の真実 忠臣という幻想』(歴史文化ライブラリー378 吉川弘文館)です。

www.yoshikawa-k.co.jp

 厳密には、本書(『南朝の真実』)は書き下ろし、又は学術論文などを肉付けして収録したものでは無く、講演録がベースになっているそうです。このことは、亀田センセイご自身、巻末の「あとがき」にて、認めていらっしゃいます。 

 平成二三年(2011)九月十日、京都の市民学習講座・歴史グループ早雲にて、筆者は「南朝の内紛」と題する講演を行った。この講演が本書の原型である。ありがたいことに当日は一般の歴史愛好家の方々に多数ご参加いただき、質疑応答も活発に交わされた。この内容は一般向けの歴史書として成立するのではないか。講演終了後、そうひらめいたのが本書執筆のきっかけである。また最近、日本中世史研究者の呉座勇一氏が『一揆の原理ー日本中世の一揆から現代のSNSまでー』(洋泉社)を刊行し、学界内外に大きな反響を呼んだことに触発された面も大きい。

 そこで、日頃お世話になっている日本中世史研究者の細川重男氏と生駒哲郎氏に相談したところ、吉川弘文館を紹介していただいた。両氏のご尽力がなければ、本書はこの世には存在していない。

 常々筆者は、歴史学とは高度な知的娯楽なのではないかと考えている。そして、歴史学の素晴らしさやその最新の研究成果を世間の方々にわかりやすくおもしろく伝えることも、研究者の重要な使命であるとの持論も持っている。その信念を有言実行できる機会を与えてくださった細川・生駒両氏に、この場を借りて篤く御礼を申し上げる。

亀田俊和南朝の真実 忠臣という幻想』(歴史文化ライブラリー378 吉川弘文館)p212

 本書の刊行時期*4から推定すると、2014年5月頃には、既に亀田センセイは、呉座勇一氏の知遇を得ていた可能性があります。そのご縁からか、或いはその逆なのかは定かではありませんが……森新之介の告発文でもお馴染みである呉座界隈の生駒哲郎氏のお名前もあります。

※以下のnoteなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します

note.com

note.com

 因みに、生駒氏は、日本史史料研究会の運営者でもあります。wikiによると、細川重男氏は、同会の主任研究員にして、現在は東洋大学國學院大學の非常勤講師も兼任されておられるようです。

 歴史学とは高度な知的娯楽なのではないかと考えている。そして、歴史学の素晴らしさやその最新の研究成果を世間の方々にわかりやすくおもしろく伝えることも、研究者の重要な使命であるとの持論も持っている。」と「信念」を熱く語っておられる亀田センセイですが……誠に遺憾ながら、ざっと読んだ限りでも、本書には何点か首を傾げる記述があることを発見致しました。

●「古来から」の誤記・誤植、又はケアレスミス!?それとも……?

 平泉澄皇国史観

 「内紛まみれで不忠の足利氏、一致団結した忠義に厚い南朝」ーこうした「南朝忠臣史観」は古来から(原文ママ)伝統的に根強く存在していた。この歴史観が最も鮮明に表れている典型的な一例として、平泉澄の学説がある。

亀田俊和南朝の真実 忠臣という幻想』(歴史文化ライブラリー378 吉川弘文館)p5

 えっ、「古来から」……!?

 これは典型的な重ね言葉、重複表現であり、日本語としては明らかな間違いです。そもそも、「古来」は「古くから」という意味で既に「から」の意味があるからです。

※以下のブログなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します

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hyoryuden.com

 亀田センセイは高校時代、国語の成績ではトップクラスだったらしいですが……これではセンセイの国語力にも疑問符が付いてしまいます。卑怯な言い方で恐縮ながら、自分が編集者だった場合、ニッコリ微笑みながら、赤ペンでセンセイの原稿を添削しますね。

 もとより、これは単なる誤記・誤植、或いはケアレスミスの可能性も高いです。亀田センセイはともかく、編集者まで見落としていたのでは、版元の吉川弘文館校閲も甘い、と言わざるを得ません。自分の手元にあるのは本書の初版*5ですが……増刷分で修正されているのでしょうか? 

●インターネット……出典は?

 従来、この成良立太子はごく短期間で終わったこともあり、さほど重視されなかったようである。しかし、インターネットで以下に述べることと同様のことが論じられていたのを読んだことがあり、そのとき筆者はまさに目から鱗が落ちる思いだったのであるが、考えてみればこれは後醍醐にとって相当有利な条件である。

亀田俊和南朝の真実 忠臣という幻想』(歴史文化ライブラリー378 吉川弘文館)p80

 非礼を百も承知でお尋ね致しますが、亀田センセイがインターネットで読んで感銘を受けたという論説らしきものとは、如何なる代物なのでしょうか?後学のため、ご教示頂けますと、光栄です。本文中では論説に関するアドレスなどの出典はおろか、脚注・注釈も無く、巻末の「主要参考文献」(p215~218)等にも一切記載がございません。論説の具体的なタイトル*6さえも不明で、実に不可思議なのです。

 余談ながら、ほぼ同様のご指摘は、本書のAmazonレビューにもありました。

※以下のレビューは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します

www.amazon.co.jp

網野善彦を肯定的に評価していたらしい亀田センセイ……!?

かつて網野善彦は、建武政権を非農業民のパワーを吸収した「異形の王権」と見なす独自の学説を展開して一世を風靡したが、それも新たな建武政権像構築の試みであった。

亀田俊和南朝の真実 忠臣という幻想』(歴史文化ライブラリー378 吉川弘文館)p208

 額面通り受けるならば……前後の文脈、本書の論旨を踏まえても、実は網野善彦を高く評価していたと思われる亀田センセイ。こうなると、あのレフティ」云々のご発言は、何だったのでしょうか?過去に自著で、網野善彦を肯定的に評価していたらしい事実を、失念しておられた可能性も*7いや、まさか……!?

※以下の亀田センセイのツイートは、ご参考までに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。尚、亀田センセイは当時のツイートの一部を後に削除しているため、やむなく、アーカイブはてなブックマークに残っている分の証跡などを掲載しております。

f:id:kafkaesque:20220304231244p:plain

アーカイブに残っていた、当時の亀田センセイのツイートのスクショです。

b.hatena.ne.jp

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b.hatena.ne.jp

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b.hatena.ne.jp

 


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*1:恐縮ですが、自分は独自のルートで亀田センセイが台湾大学にて学術論文を執筆中らしい、との情報は掴んでおりましたが、確証を得られなかったので、今迄拙ブログでは触れてきませんでした。悪しからずご了承下さい。

*2:この場合は、日本語・中国語・英語などの語学、純然たる意味での「日本文学」以外の分野の学問も含めます。

*3:ロシア語で「万歳」を意味します。

*4:2014年5月20日頃~2014年6月1日頃。前者は、Amazon等での情報から。後者は、巻末の奥付から。

*5:奥付に「2014年6月1日 第一刷発行」とあります

*6:実在していた場合、の話ですが。

*7:※追記(2022年8月9日)。尚、亀田センセイは本書の巻末にある「主要参考文献」p215~218のリストでも、その筆頭に網野善彦の著作及び著者名などを出しておられました。

*8:このツイートは、後に亀田センセイによって削除されました。

*9:このツイートも、後に亀田センセイによって削除されました。