・亀田俊和氏の勤務先への抗議などは、絶対にやめて下さい。宜しくお願い致します。
・初めて当エントリーを読まれる方は、亀田俊和 - Wikipediaの他、以下の「呉座勇一事件（呉座騒動）」に関する記事などの、ご一読をお勧め致します。
・当ブログへのご意見、ご感想及び情報提供などにつきましては、下記のメールアドレスまでご連絡下さい。場合によっては、謝礼等も前向きに検討致しますので、宜しくお願い申し上げます。
higakitakashikensyoiinkai@gmail.com
・例の暇アノン事件でも、結果論であれ、水先案内人を務められたオタク・サブカル界の「絶対神」こと伊藤剛氏が……突如、Colabo関係者への言及を再開し始めた模様です。
無論、伊藤氏ご本人の「神意」ならぬ「真意」は、謎のままですが……！？
※以下のツイートなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します。
しかも、下記のように、Colabo関係者への悪質な嫌がらせというか、示威行為などを繰り返していた自称（？）「京大卒のジョーカー」なる曰く付きの人物について、暗に擁護している模様のツイートまでリツイートする伊藤氏ご本人の真意とは……！？
そもそも「特定の政治勢力」というか、当事者からの抗議や、外部の識者からの指摘などで、問題が発覚したらしいですが。
5/30日付朝日新聞の「「京大卒ジョーカー、挫折の先の自己実現 ウケ狙いから当選への分析」という記事で好意的に取り上げられた河合悠祐・草加市議。
— 弁護士 太田啓子 「これからの男の子たちへ」（大月書店) (@katepanda2) 2023年6月1日
朝日新聞の見識をうかがいたいですね。 https://t.co/4FGIVHs0tr
Colaboの妨害に加わりバスカフェの近くで「フェミニストのせいで男が女嫌いになる」「みんなに嫌われているのはコラボの責任」などと声を荒げた議員を朝日新聞が好意的に取り上げている地獄。
— 🐱小川たまか🐱新刊出ました (@ogawatam) 2023年5月31日
京大卒ジョーカー、挫折の先の自己実現 ウケ狙いから当選への分析 https://t.co/ErdhqsUUSr
昨夜はColaboのバスカフェの防衛に。
— 菱山南帆子 (@nahokohishiyama) 2023年3月2日
「コロアキ」とかいう人たちが妨害に来る。
そのうちの1人は草加市議会議員。
「フェミニストのせいで男が女を嫌いになり少子化になっている」
「女の子だって買春して金もらってる」
と絶叫。
キモいですが動画載せます。
こういう人たちがColaboを攻撃している。 pic.twitter.com/qCT4LWIVlE
Colaboの前に私が司会で参加していた別の集会(朝鮮独立運動104周年集会)にも妨害に現れ、白塗りの草加市議は「俺は京大出身。歴史には詳しい。朝鮮はけしからん」とヘイトスピーチ(2枚目)
— 菱山南帆子 (@nahokohishiyama) 2023年3月2日
その後バスカフェ襲撃してきたコロアキが「金をもらってやってる」と(動画)
Colaboを攻撃するのはこんな人たち。 pic.twitter.com/B2GtyvNkNi
京大卒だったら何かのきっかけで粘着されてただろうな、とふと。
— 伊藤 剛 (@GoITO) 2023年3月5日
これが「女の子のため」の活動？嫌がらせじゃねーか。 https://t.co/k4v0boKsHn
— mold (@lautream) 2023年6月7日
模試で話題の喜多野土竜氏、過去の発言も素敵なので便乗上げ https://t.co/93vNpcMgVs
— みつを_Mitsuwo🌻 (@ura5ch3wo) 2023年6月4日
繰り返しますが、自分もColabo関係者も、伊藤剛氏のペットでも偶像でも無ければ……真の「御父母様」でもございません。この場をお借りして、改めて宜しくお願い申し上げます。
そう言えば、例の「京大卒ジョーカー」とかいう河合悠祐・草加市議もまた、亀田センセイの後輩格に該当致します。今回の河合本人による、勇往邁進を地で行くような感動スペクタクルロマンには……「フェミニストどもを土下座させて謝らせた！」などと公言して憚らなかった自称「ネット保守」「新保守主義者」「ネット右翼の代表格」のネット論客・HN【はむはむ】こと亀田センセイの涙腺も、いい意味で決壊していたのではないかと存じます。やはり、お二人で対談など（以下略
ともあれ、オタク・サブカル界のカミサマ・伊藤剛氏も……腐れ縁の師匠筋の唐沢俊一や『世界日報』に加えて、統一協会関係者（？）とも、暇アノン事件にて「夢の共闘」が図らずも実現してしまったようで、何よりだったかと存じます。
・本邦を揺るがしているジャニー喜多川の性加害事件ですが、ここに来て、故人のジャニー喜多川本人だけではなく、何とジャニーズ事務所の男性マネージャーまで未成年のタレントたちに性加害を繰り返していたらしい情報が……！？
これが事実ならば、鯛は頭から腐ると言いますか。組織のトップからして稀代の性的倒錯者だったのですから、上に倣えというか、朱に交われば赤くなるとでも言うべきか。赤信号、皆で渡れば何とやらだった可能性さえあります。
※以下のツイートなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します。
もしこの問題がジャニーズ事務所じゃなかったら、会見を開き、土下座謝罪もあり、連日鬼のように報道し、社会から抹殺するかのように叩くくせに、ジャニーズ事務所だと十分な報道もせず、通常運転に加担し、注視するという体のいい言葉並べて、風化を待つ。違う話題にすり替える事もする。正義もないわ
— nacha (@xoxo0129s) 2023年6月5日
不遜な言い方で恐縮ながら……戦後の本邦の芸能界、J-POP、マスメディアなどを席巻し、老若男女問わず社会の隅々にまで絶大な影響を与え続けている「ジャニーズ文化」とは何だったのか。「ジャニー喜多川」という性犯罪者の怪物を跳梁跋扈させて、数百人、数千人（推定）もの被害者を大量生産し続けた「ジャニーズ事務所」という男性アイドルの一極集中システムとは何だったのか。
とりわけ、ジャニー喜多川とジャニーズ事務所にとって、本邦のエンタメ業界、中でも男性アイドル市場の存在意義とは何だったのか。とどのつまり、「ジャニーズ」産業とは、ジャニー喜多川を頂点とする一部の性的倒錯者たちの元に、騙して全国各地から集められた未成年の美少年たちを「生贄」として献上し、その犠牲によって本邦のエンタメ業界等の繁栄を謳歌し続けるための擬似永久機関になっていた可能性も……！？
大真面目な話、日本社会は……これら「ジャニー喜多川的なるもの」に対する総決算というか、ファイナルアンサーを出す必要に迫られているかと考えられます。
無論、大河ドラマ『どうする家康』なども、例外では無いでしょう。
知らず知らずの内に、「J-POPのゴッドファーザー」ジャニー喜多川から、事実上、半世紀以上に渡ってグルーミングされ続けていたのが……日本社会の仮借なき「真実」だったのならば。
・統一協会が多摩市の国士舘大学多摩キャンパス及び都立永山高校に隣接する土地などを取得していた件については……文部科学省に対し、東京都が緊急要望を出すなどの大騒ぎになっている模様です。
現在、文科省は統一協会に対し、6度目の「質問権」を行使して、6月12日までの回答を求めているようですが……これが最終的にどうなるかなども、不透明なままです。
※以下のツイートなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します。
私を動かしたのは山上徹也ではない。田中会長の「嘘まみれ」の記者会見に、心の奥底から、人生で経験した事がないほど煮えたぎるような冷たい怒りが噴出したからだ。#統一教会#事件から一年 https://t.co/rBBAtkBCh4 pic.twitter.com/CJOSHScotE
— Vtuberデビル🦇旧統一教会元2世※信仰無 (@9999DEVIL6666) 2023年6月4日
事件の前から統一教会の危険さは発信しないとと感じ、準備していた。Vtuberの匿名性を得て、動画を作る練習もしてた、資料もずっと集めてた、ずっと。ずーっと、してた。
— Vtuberデビル🦇旧統一教会元2世※信仰無 (@9999DEVIL6666) 2023年6月4日
山上を見た時は、悲しみと可哀想さと、共感性罪悪感で、泣いて震えてた。
田中会長と勅使河原さんの最低記者会で、決意したんだ
山上のツイート@333_hillが、呉座さんの件に何回も触れていて、不謹慎ながら笑ってしまったw
— さおだけ (@LXkUwNddLyXWQ89) 2022年7月18日
山上のツイートって、歴史的なテロ事件の参考資料として、永久に残っていくだろう。すると、呉座さんの件も後世まで残るのか。あの人は、つくづくやらかしたんだなあ。 pic.twitter.com/m5BrCj1wTa
例の人がよく使う言葉に、「呉座氏」があるのか… pic.twitter.com/Kd4g6VL6pb
— ゆうりん (@yurin20220507) 2022年7月19日
山上徹也容疑者の全ツイートを計量分析して見えた、その孤独な政治的世界（伊藤 昌亮） @gendai_biz
ジェンダーのところに呉座さんの名前が・・・
2022/08/12 11:56
山上徹也容疑者の全ツイートを計量分析して見えた、その孤独な政治的世界（伊藤 昌亮） @gendai_biz
頻出固有名詞が安倍、石破、バイデン、天皇、呉座、ホリエモン。なにかに囚われてる感はあるわな。
2022/08/12 12:53
頻出固有名詞が安倍、石破、バイデン、天皇、呉座、ホリエモン。なにかに囚われてる感はあるわな。 / “山上徹也容疑者の全ツイートを計量分析して見えた、その孤独な政治的世界（伊藤 昌亮） @gendai_biz” https://t.co/XlCeYTeJ8x
— くいっぱ (@kuippa) 2022年8月12日
●現代のアラブ・イスラム世界は、陰謀論の天国だと言わんばかりの池内恵氏の真意とは……！？
（前回のエントリーからの続き）約8年前から、何らかの「大人の事情」で刊行が頓挫しているらしい大著『アラブの春とは何だったのか』（東京大学出版会）。ご本人以外、誰にも確認できないらしい博士号取得の件などもさることながら……東大先端研教授にしてイスラム研究者・池内恵氏は、 第2回大佛次郎論壇賞を受賞した代表作『現代アラブの社会思想――終末論とイスラーム主義』（講談社現代新書）を皮切りに、ほぼ一貫してアラブ・イスラム世界全体というか、中東全体が「陰謀史観」や「終末論」等の巣窟であるかのように訴えているようです。その一部は、下記のツイートなどでも確認できます。
しかし、何度でも言いますが、同業の臼杵陽氏が論考「日米における中東イスラーム研究の「危機」」（『地域研究』7巻1号 2005年6月）p125～127等で看破し、論証しているように……この種の陰謀論はアラブ・イスラム世界などの「通説」では無い模様です。そもそも、中東世界での陰謀論を声高に宣伝する研究者は、アメリカでもイスラエルでさえもごく一部だとか。
ある意味、現代の日本社会に擬えると……反ワクチンやJ アノン、ルーズベルト陰謀論、WGIP、コミンテルン謀略史観等の「陰謀本」が一部の界隈で大人気だからといって、日本の世論一般ましてや専門家の「通説」を代表するものでは無い事実などと共通しているかと思われます。
実際、現代中東政治及び中東地域研究がご専門の臼杵氏によると、池内氏は「客観性」を装いつつも、恣意的にアラビア語の文献や資料を集めてきて、陰謀論を軸にご都合主義的なご見解を披露している疑念が拭えないそうです。
池内氏ご本人のアプローチというか方法論には……やはり、アラブ・イスラム世界の一部の事象などを殊更に針小棒大に扱うことで、それらこそ同世界の「世論」であり、知識層の「通説」でもあるかのように強弁している印象操作の可能性が……！？
※以下のツイートなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します。
アラブ世界の陰謀論が「あれほど正確なイスラエルがこんなに標的を外すはずがない→わざとやった陰謀だ」「アラブ人が９・１１のような正確なオペレーションをできるはずがない→モサドがやらせた陰謀だ」という論理をしばしばたどるのは興味深い。 https://t.co/u2pX2oY4zo
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2017年12月26日
少し後に刊行されたがこっちも最初の論文と言っていい。裏専攻。そのまま『現代アラブの社会思想』の後半になりました。池内恵「前兆・陰謀・オカルト──現代エジプト終末論文献の三要素」末木文美士・中島隆博編『非・西欧の視座』（宝積比較宗教・文化叢書８）大明堂、2001年、96－120頁
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2018年1月31日
最近読み始めた人は知らんかもだが、私は世界で初めてアラブ世界の終末陰謀オカルト論のアホっぽいしかし影響力のある書籍群に取り組んで論文書いたことで研究者としてやってこれたんで、「みんなが目をそらす変なもの」に着目するのは常套手段。「あいつまたやってるよ」と同業者は多分思ってます。 https://t.co/94w5GJ6RPu
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2018年5月14日
ウェブで湧く妄想アカウントに興味を持った人は、ぜひ20年前のアラブ世界に湧いた終末論・陰謀論・オカルト言説を分析したこの本を手に取って見てください。池内恵『現代アラブの社会思想 終末論とイスラーム主義』(講談社現代新書) https://t.co/J0PLhijPtg
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2018年5月14日
示唆的なタイトルもあって結構読まれたようです。アラブ世界の陰謀論の研究をしていたので、それを応用してみました。https://t.co/8Ad9MA1qV1
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2020年1月5日
これでアラブ世界の有力者すらもが口走る「アメリカとイランは背後で手を結んでいる」という陰謀論が強化されそう。戦略的コミュニケーションは成立していると思うが直接的にやっているかどうかは分かりません。が、理解しあっている様子は濃厚… https://t.co/tdG9ffPLYC
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2020年1月9日
その「仲間」も、失脚した瞬間に掌返すんですよね…失脚すると突然「学歴詐称」と「外国籍取得」が暴かれる。両方とも公職の資格要件を欠く行為ですが、学歴は詐称するのに外国籍はちゃんと本物をうまく取っていつでも国外に逃げられるようにしている。#エジプトで学んだこと https://t.co/qaEKpZ6k7s
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2020年6月10日
あと「仲間」の方が先に失脚しちゃうという場合もあって、その場合はどうするか、そうならないように「仲間」の後ろ盾になっている権力者にどう利益供与するかとか、もうこんな事ばかり一日中考えているので、中東は「陰謀論」の尽きせぬ源泉になる。地政学・戦略論の巨匠たちがそこら辺にゴロゴロ。
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2020年6月10日
この基本は血縁と閨閥。なので娘をどこに嫁にやるかが一族の戦略・地政学の最大課題なので毎日朝晩考えて議論してる。いろいろ忙しいんだよ中東は。外国の誰がどこの大学出ているかとか考えている暇ないよ。
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2020年6月10日
研究対象が陰謀論まみれになる中東研究者の辛さも分かってもらえたか https://t.co/cMnNyyv2AT
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2021年1月20日
人文系業界の嫌〜なところが確実に現れてきているので、縁もゆかりもない亀田先生周りに集まってくるもの注目しました。昔アラブ諸国に行って陰謀終末論の爆発的な流行に注目した時もそんな感じでした。ある社会のダメなものがごった煮になって出てくるところに注目するくせがあります。 https://t.co/J5Z5MC0Jhq
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2021年3月19日
ごった煮をちゃんと煮詰めることで時代は変わるんだなあというのが実感。これまでちゃんと煮詰めなかったから生煮えで食えなかった。調理の最後にもう一度火力強めて水分飛ばして完成させる、あんな感じ。←最近料理覚えたんで語彙や表現が変わるな
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2021年3月19日
しかし「うわー汚い。あーまたダメ」って言いながら人文系のダメなところをじっと見て指摘してしまうのは、「研究対象を好き」と言うのだろうか。
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2021年3月19日
中東は陰謀論が多すぎてまともな世界認識が広がらない。常に厚い霧に阻まれるような情報空間 https://t.co/l2mN840gFL
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2022年4月3日
陰謀社会には陰謀論が流行る https://t.co/j3KNWhvSQc
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2023年5月27日
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系の白石直人准教授が、Colabo 叩きをネットでかなりやっていたようです。経歴を調べると、中高一貫男子校から東大工学部なので、ずっと男ばかりの社会にいて、ミソジニーを煮詰めてしまったのかと思わざるを得ません。https://t.co/VmqjnOmXIa
— 墨東公安委員会 (@bokukoui) 2023年4月30日
昨夜ツイートした、東大の白石直人准教授が4月になってもなお Colabo 叩きをしていた件について、白石氏の出身が工学部ではなく理学部というご指摘がありましたので、謹んで訂正申し上げます。大変失礼しました。理学部だと工学部よりは男女比はちょっとはマシ……かな？https://t.co/0u8L23Htya
— 墨東公安委員会 (@bokukoui) 2023年5月1日
bogus-simotukare.hatenadiary.jp
そもそも、池内氏ご本人が吹聴しておられる程、日本のイスラム研究者の主流は、決して親イスラムに偏ってはいないかと推定されます。
例えば、戦後の本邦を代表するイスラム研究の大家で、東大名誉教授の山内昌之氏が著した青年トルコ革命などの立役者でもあるエンヴェル・パシャの伝記『納得しなかった男 エンヴェル・パシャ 中東から中央アジアへ』（岩波書店）は、帯にこそ「イスラームの〈英雄〉の物語」などと仰々しく謳われていますが……内容的には、エンヴェル本人の軌跡を客観的に論述しつつも、第一次世界大戦中に引き起こしたアルメニア人大虐殺の暴挙等については手厳しく批判しており、全体としては辛口の評価になっております。
それにしても、池内恵氏といい、伊藤剛氏といい、亀田センセイといい……党派性やら陰謀論などを蛇蝎の如く嫌っている一部の方々こそ、無意識であれ、傍目にはそれらに呪縛されている傾向があるらしいのは、自分の考え過ぎなのでしょうか。
無論、単純にお三方を同列で論じる訳にもいきませんが。
