・亀田俊和氏の勤務先への抗議などは、絶対にやめて下さい。宜しくお願い致します。
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女性蔑視投稿で炎上の呉座勇一氏 知人は「彼は食事中もスマホを手放さないSNS中毒」 | デイリー新潮
「匿名で悪口スクショが続々と…」呉座勇一氏“中傷投稿”問題、渦中の北村紗衣氏が語る顛末 | 文春オンライン
自分を責める気持ちが湧いてきて…呉座勇一氏“中傷投稿”問題、北村紗衣氏が語る「二次加害の重み」 | 文春オンライン
知識人「言論男社会」の深すぎる闇…「呉座勇一事件」の背景にあったもの(後藤 和智) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)
令和三年・呉座の乱:ロマン優光連載183 (2021年3月26日) - エキサイトニュース
ベストセラー『応仁の乱』呉座勇一さんを名古屋大教授らが提訴 「オープンレターを削除する義務ない」 - 弁護士ドットコム
武蔵大准教授の北村紗衣氏、甲南大非常勤講師を提訴 「ツイッターで名誉毀損された」 - 弁護士ドットコム
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・既読のお方には恐縮ながら、去年の11月頃に上梓された、呉座騒動後の呉座勇一氏の著作『頼朝と義時 武家政権の誕生 』(講談社現代新書)の「あとがき」には、以下のような記述があります。
※下記の記述などは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します。
拙著『陰謀の日本中世史』(KADOKAWA)では頼朝・義時の陰謀家としての側面を強調する通俗的なイメージの相対化を図った。だが、そこで言及できたのは、二人の人間性の一側面にすぎない。
NHK2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の時代考証の話をいただいた時は、私自身、十分に把握できているとは言えない二人の人物像、そして歴史的意義を学び直す好機だと思った。その成果発表として、講談社から本書刊行の依頼を受けた。
しかし本書執筆の最中、私の愚行により、『鎌倉殿の13人』の時代考証を降板することになった。多くの方の心を傷つけ、多くの関係者にご迷惑をかけた以上、本書の刊行を断念することも考えた。けれども私は、所詮、日本史の研究・教育普及という活動を通してしか社会に貢献できない。お詫び申し上げるとともに批判されることを覚悟して、あえて江湖に問う次第である。
編集部の励ましがなければ、本書を書き上げることはできなかっただろう。厚く御礼申し上げる。
言うまでもなく、「私の愚行」とは呉座騒動であり、その影響で、呉座氏ご本人が現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の時代考証を急遽降板する羽目になったことにも触れておりました。その上で、呉座氏は改めて深い反省と謝罪の意を表し、再出発の意味合いも込めて、『頼朝と義時 武家政権の誕生 』(講談社現代新書)を出版した経緯なども述懐されていらっしゃいました。
私事でこれまた恐縮ですが、自分も本書の刊行当時、呉座氏ご本人による「あとがき」を読んで確認はしていましたが……実のところ、内心では半信半疑というか、懐疑的にならざるを得なかった記憶があります。
というのも、呉座氏の「真意」がどうであれ、呉座騒動後も被害者の北村紗衣氏への誹謗中傷は留まるところを知らず、現在も延々と継続しているからです。誠に遺憾ながら、北村氏への中傷に血道を上げているのは、亀田センセイや呉座氏の熱狂的な信者、信奉者と思しき手合いも少なくありません。あまつさえ、一部の日本史界隈が未だにそうしたムードに包まれている感も否めないのです。
この冷厳たる事実は、「フェミニストどもを土下座させて謝らせた!」などと公言していた自称「ネット保守」「新保守主義者」「ネット右翼の代表格」のネット論客・HN【はむはむ】としての裏の顔を持っていた亀田センセイ*1。そして、呉座氏ご自身も全面的には否定できないと推定されます。
無論、亀田センセイや呉座氏が、こうした一部の狂信者たちを扇動し、指示を与えている訳ではないでしょう。ところが、センセイや呉座氏ご本人の「ご意向」を、勝手に「忖度」して傍若無人の限りを尽くしていると思われる連中も、散見されるのです。口幅ったい言い方になりますが、本邦の日本史界隈の一部は、案外、アンチフェミニズムやミソジニーなどとの親和性が高い可能性もあります。
それどころか、呉座氏に至っては、一部のアンチフェミニスト及びミソジニストの間では、フェミニズムに斃された殉教者の如く祭り上げられている感すらあります。ぼくらの呉座先生の無念を晴らしてやるぞ、弔い合戦だ、フェミ共、思い知れ!などと言わんばかりに。あくまで、自分の勝手な主観ですが。言うまでもなく、呉座氏ご本人からすれば、不本意極まりない事態だと考えられます。
非礼を百も承知で申し上げますが、人間、良い意味で簡単に変われるならば、苦労は要らないかと存じ上げます。まだ「答え合わせ」の途中ですが、先日、そのことを様々な意味で、痛感させてくれる出来事もありました。まあ、あれはどちらかと言うと、東浩紀ことあずまん先生の責任も重大なのですが……。
くどいようでまたまた恐縮ながら、呉座勇一氏の更なるご健闘ご活躍を、微力ではございますが、お祈り申し上げます。
・亀田センセイと親しかった日本史研究者の鈴木小太郎氏ですが、呉座氏も熱烈に慕っておられたのか、一時期、北村氏に対して逆恨み(?)同然の憎悪を露わにしておられました。
※下記のスクショなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します。
その後、鈴木氏のツイッターのプロフは変更され、現在に至っておりますが……ある意味、本邦の日本史界隈は有望なる逸材の宝庫のようです。この先、百年は安泰なのでしょうね。閑話休題。天才は天才同士で、互いに惹かれ合う運命なのでしょうか……?
・来年(2023年)の大河ドラマ『どうする家康』で時代考証も担当される、戦国武田氏研究の権威たる歴史学者・平山優氏。その平山氏ですが、呉座騒動時、田部連こと新名一仁氏と同様に、亀田センセイや呉座氏らとも昵懇らしい「petty_bonitas」のアカウントのツイートを、肯定的にリツイートされておられました。
※下記のスクショなどは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこれらのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します。
その後、平山氏は北村氏に対し、正式に謝罪。北村氏もこれを受け入れて、当事者の間で問題は解決済みではあります。ともあれ、遺憾ながら、亀田センセイの友人たる新名氏は現在に至るまで沈黙を続けております。この「petty_bonitas」もきちんと謝罪し、深く反省しているかなどは、大いに疑問符が付きます。
上記の出来事なども踏まえると、本邦の日本史界隈の未来は、眩いばかりに明るそうで何よりだと存じます。これもひとえに、亀田センセイや呉座氏らの常日頃の華々しいご活躍のお陰だとも考えられます。お二方には、日本史界隈への功績を称えて、本邦の最高位の勲章にあたる大勲位菊花章頸飾を贈るよう、日本政府に働きかけたくもなります。もし実現すれば、呉座氏にとっては、信州大学に多額の寄付(少なく見積もっても、500万円以上)をされて、紺綬褒章を受章されて以来になりますね。いやあ、目出度い、目出度い(嘘。
台湾に住んでなかなか慣れないことの一つに、お正月がある。こればかりは、いつも違和感がある。ご存じの方も多いと思うが、こちらでは正月は旧暦でお祝いする(春節)。なので、12月の最後の週も1月の最初の週も通常どおりに授業がある。大晦日の夜は、本当ならば実家でふぐ鍋を食べてからこたつに入って紅白歌合戦を見てるのにとか、1月2日もこたつの中でお雑煮やみかんを食べながら箱根駅伝を見ているのにとか、ときどき学生たちにぼやいている。
亀田俊和「亀田俊和の台湾通信」第18回(『中国史史料研究会』会報第17号)
台湾、中国、韓国、ベトナムなどの中華圏の文化的影響下にあった国々は、現在も旧正月(春節)を祝う習慣があるとは知っていましたが、メインのお正月も依然として、春節のようです。
亀田センセイの本邦での年末年始の過ごし方も判明しております。今は台湾在住で、コロナ禍がまだ完全には終息していないようですが、これはこれで興味深い事実でした。
今回は、台湾の交通について書いてみたい。
筆者が旅行したことのある外国の中で、自動車の運転が最も荒かったのは中国の大連である。市街地から空港までの4車線の道路を、自動車が5列に並んで時速100キロ以上でぶっ飛ばしていた。そして3箇所くらいで接触事故が起こり、どっちがどっちかわからない加害者と被害者が車から下りて大声で喧嘩していた。筆者が乗っていたタクシーも何度か事故を起こしそうになり、内心恐怖を覚えた。
逆に運転がいちばんおだやかであったのは、最近話題のロシアである。ウラジオストックの自動車は本当にゆっくり運転であった。道路を横断する気がなくても、歩道に立っているだけですぐに止まってくれる。もっとも、ロシアで走っているのは日本や韓国で廃車になっているような、車体がボコボコで砂や泥で汚れた中古車ばかりである(ロシア人は洗車の概念がないらしい)。せいぜい時速40キロ程度しかスピードを出せず、そもそも暴走することは不可能である。筆者が乗っていた国際学会のバスも雨漏りがして、「車検は通っているのか?!(原文ママ)」と叫んだら韓国人の通訳の女性に「そんなこと言わないの!」と叱られた。
亀田俊和「亀田俊和の台湾通信」第19回(『中国史史料研究会』会報第18号)
亀田センセイは同連載の第2回で、韓国・中国・ロシア・モンゴルをご訪問したことがあると述べられていましたが、中露両国の現地での具体的な体験談などを紙媒体でご披露なされたのは、これが初めてだと思われます。
恐らく、ポスドク時代の亀田センセイが、恩師のお方に同行し、海外研究会の交流などで訪れたものだと推定されますが…….。
※以下のツイートは、ご参考なまでに掲載したものであり、自分はこのご見解に賛同している訳ではありません。宜しくお願い致します。
はい。ご自分の大学に掛け合ってポストを用意してくれ、学会では呉座氏も🐢氏もしっかり見ておられます。海外研究会なども同行させてます。🐢氏は、韓国同行した時も、現地事務局の女性に激しい差別発言して大暴れした人です。かの教授はそれ以外でも金銭的負担も含め、数数の迷惑かけられ通し。
— ヤッコたん (@watedesu36) 2022年2月20日
願わくば、亀田センセイには、韓国に渡航した際のお話などもして下さると、光栄至極に存じます。
最後に、台湾は4月上旬が連休で、日本の5月のゴールデンウイークのようになっている。このとき、大勢の台湾人が飛行機で日本に行って桜を見るそうだが、現在は新型コロナのせいでそれができない。それはともかく、先日この連休を利用して礁渓*2温泉というところに行ってきた。この温泉は、亀山島の少し南にある。炭酸水素ナトリウムの冷泉で、おいしい食べ物も多かったが(ネットで評価の高い店はみんな行列が並んで非常ににぎわっていた)、やはり最大のポイントはドクターフィッシュであろう。人間の皮膚の垢や角質や皮膚病の幹部を食べてくれるというあの魚である。足を入れたら、本当にたくさんの魚が群がってきてガリガリかじられた。皮膚が少し薄くなった気がした。行きは鉄道、帰りは高速バスに乗った。この随筆の初校を送った後、担当編集の平林さんからこの魚が厳密にはドクターフィッシュではなく、怪我をすることもある危険な魚であることを教えられ、またまたビビった。
亀田俊和「亀田俊和の台湾通信」第19回(『中国史史料研究会』会報第18号)
……2022年1月21日頃を最後に、ご自身のツイッターを休止後も、現実世界では意気揚々たる亀田センセイのご様子が伺えます。台湾での連休中に、日帰り温泉を満喫されたようで、何よりです。不遜な言い方で恐縮ながら、自分もセンセイの身を少なからず案じていたのは、事実ですから。
尚、文末の記述によると、「亀田俊和の台湾通信」の担当編集者が、同連載を亀田センセイご本人に持ち掛けた平林緑萌氏であった事実も明らかになっています。
既に当ブログでも指摘しましたが……呉座騒動の主犯の一人でもあった平林氏は、同騒動時に、ご自身の連載を降板、『中国史史料研究会』の顧問も引責辞任されておられます。
内心はどうであれ、多大なご迷惑をお掛けした北村氏や北守氏らにも、平林氏は謝罪済みです。ともあれ、禊はこれで終わった、のでしょうか……?
*1:→ ネット論客としてスターになった俺は、日本中世史界隈をも無双するー亀田俊和氏のHN【はむはむ】時代の栄光の軌跡を追う~其の参~ - 亀田俊和検証委員会
*2:中国語で「ジャオシー」と読みます。